greenplanet’s blog

グリーンプラネットは、豊かな森の再生を手がける『里山再生』のボランティアです。

令和2年7月28日草刈り、整備活動

  今年は梅雨が異常に長く続き、晴れ間がありません。当日だけは曇りという予報だったので、幸いと活動を始めましたが、終わりごろには雨がパラパラと降ってきました。雨の合間での活動でした。曇っていても気温が高く、湿気もあるので蒸し暑く、おまけに、無数の蚊が体中に群がってやや不快感がありました。それでも皆さんは軽快に汗を流していました。案の定、一か月前に草を刈った植樹地に草が20~30Cm伸びているので大鎌でそこを刈り、二人は刈払い機でまだ刈っていないゆるやかな斜面を刈りました。所々に、以前伐採した丸太が散らばって、小さな山になっているので、刈るのが困難です。それらを片付けないときれいに刈ることができず、また、整備したことになりません。丸太や枯れ枝、刈った草の整備がこれからの課題です。そのため、それらを一か所に溜めておくゴミ置き場作りを前回に続いて行いました。ここ一か月間、日差しがないので、暑い夏が感じられない中、ふと、側の木の枝にオスとメスのカブトムシが登っていました。夏なんだなあと思わせられる一時がありました。

f:id:shuasai1207:20200731164121j:plain苗木の周りに草がはびこる

f:id:shuasai1207:20200731164456j:plain植樹地に生えた草を刈る

f:id:shuasai1207:20200801103418j:plainきれいに草を刈った植樹地

f:id:shuasai1207:20200801104031j:plain枯草、枯枝置き場の柵づくり

 土地を整備することには意味があります。木や草を伸び放題にしておくと、木の葉が上空を蔽い、その下は灌木やつるや草が生い茂り、日差しが入らず、中は暗くなるとともに、人は入れなくなります。この荒れた状態の地に、手を入れることでいろいろな植物が生えてきます。高木、中木、低木、野草、野の花、木の実、それに魅かれて昆虫、チョウ、鳥などが群がってきます。しかし、この状態を維持することは大変です。今まで大人がこの仕事をやってきました。最近になって、このような場所が子供の教育にとって非常に良い所であると大人が気付き始めました。自然が少なくなってきているので、子供が自然に触れる唯一の場所になっています。野外教育や観察会、自然遊び、草刈りや植樹などいろいろできます。子供たちもよい自然を維持するのに、一役買うことができるようになります。そのためにも、私たちがこのような場所を維持するために活動することは意義があるものと思わさせられています。

f:id:shuasai1207:20200801104245j:plain木に登っている甲虫(メス)