greenplanet’s blog

グリーンプラネットは、豊かな森の再生を手がける『里山再生』のボランティアです。

令和2年9月30日、下刈り活動

 

 今日はそんなに暑くもなく、太陽が照り注ぎ、最高の秋晴れでした。秋の草花が一斉に咲いていました。ミズヒキ、ヒヨドリソウ、ツユクサヤブミョウガなどの花が事務所の周りに競って咲き、活動地ではカマズミの実が木一面に、赤と青のクサギの花も目立っていました。

f:id:shuasai1207:20201002113443j:plain荷物を持って現地に向かう

 f:id:shuasai1207:20201002113549j:plain植栽地に咲いていたクサギの花

 8月は暑さのため、活動を休止していたので草が伸び放題で苗木が隠れて見えませんでした。さっそく、大ガマで苗木の周りを刈り、あとはその一帯を刈り払い機で草を一掃しました。植樹していない斜面の方は、草がかなり生えていて、刈り払いもしていない所がかなりあるので、他の二人で刈り払いをしました。以前伐採した木の丸太が所々山になって散らばっているので、これから、これを整理することが必要です。まだまだ、きれいな植栽地になっていません。また、苗木の三分の一ぐらいが枯れ始めています。上を見ると、木の葉が覆っていて苗木に日差しが入らず、雨が当たりません。そのため、成長がかなり遅れ、日当たりの良いところの苗木と比べ、何倍も高さが違います。そこで事務所の責任者と話し合い、蔽っている木々を伐採し、また、斜面で、木が混んでいて暗くなっている場所の木々を今後、伐採するにしました。

f:id:shuasai1207:20201002113820j:plain伸び放題に伸びた草

f:id:shuasai1207:20201002113946j:plain草刈り後の苗木

 途中、県のみどり自然課の技師が現れ、これからの私たちの活動の方向性について話し合うことができました。場所の境界線を決め、私たちがどういうやり方で活動をしていくかなどです。私たちの目標は荒れ地を整備し、植樹をして、緑を回復することです。まだ、放っている荒れ地が沢山あり、やるべき仕事はたくさんあります。当面は、苗木が草に負けないで落ち着くまでは草との闘いです。県の技師に活動年齢が何歳ぐらいかと聞かれたので、60~70歳ぐらいと答えると、お互い笑ってしまいました。若い人が必要だと、お互い暗黙の了解。あとは県に計画書を提出して、県と事務所と地権者の認証のもとで契約の運びとなります。

f:id:shuasai1207:20201002114706j:plain所々に落ちているドングリ(クヌギ

f:id:shuasai1207:20201002115140j:plain参加者一同

 今年は7月は雨が多く、8月は暑かったので木の実が豊富に実ったとのことです。ドングリもたくさん落ちているとのこと。さっそく、ドングリを拾って苗木の準備です。前回は種の発芽率が悪かったので、今回は注意深くしないと。苗木は種が豊富な時に、蓄えるだけ蓄えて植樹に備えることです。昨年の夏はカブトムシの幼虫やいろいろな昆虫に出会いましたが、今回は草取りで見る余裕がなかったようです。ただ、鳥は見えませんでしたが、木の枝に鳥の巣がありました。次回は見えることを期待して。