greenplanet’s blog

グリーンプラネットは、豊かな森の再生を手がける『里山再生』のボランティアです。

           令和5年9月30日下刈り

 

 9月の猛暑続きもようやくひと段落してきました。作業の初めごろは雨が降り出しましたが、昼頃は日が差し込み、作業のしやすい一日となりました。ほぼ2か月、暑さで休んでいましたので、草は伸び放題です。最初に苗木を植えた場所から坂に向かって下刈りを始めました。苗木の植えた場所はかなり広がっていますので、全体を刈るには大変です。

参加者

 人数は3人、一人だけ刈り払い機であとは手ガマではなかなかはかどりません。そこで、今まで手ガマだけで作業してきた一人のメンバーに、刈り払い機に挑戦してもらうことにしました。全くの初体験です。挑戦する人も決意が要ります。刈払い機で一番怖いのは固いところ、特に切り株、石などに当たった場合、キックバックといって違う方向に器械が飛んでしまうことです。周りに人がいた場合、一番大変ですが、自分に跳ね返ってくることもあります。幸い、熟練のメンバーが一人いて指導の下に行ったので、無事に作業を終えることができました。本人は手ガマでやるより屈まないので、腰に負担がかからず、手ガマよりやり易かったとのことです。

初体験の刈払い機

一人で坪刈りで苦労する

草も場所によって伸びもまだら模様

 私たちグループの作業も一段階レベルが上がったようです。グループ全員が、特に男性が機械を操作できるようになれば、作業がはかどります。作業の目的は苗を植えて育てて、伐採して循環させて里山を維持することです。これらがスムーズにできるようになれば最高です。私たちグループは経験も浅く、知識も薄いので、一刻も早く里山再生活動において熟練できるようになるのが目標です。そのような意味では、今回の刈払い機の初挑戦は非常に良い第一歩でした。

 季節は秋なので、植栽地にヤブニョウガの花が至る所に咲いており、シュロの幼木、クサギの藍色の実、ヨウシャヤマゴボウの紫色の実、ヤマユリの実が目立っていました。また、切り株や枯れ木、枯葉が土に埋もれているので、そこからキノコが顔を出していて、林を好むクモも見られました。

シュロも大きくなっている

種が飛んできてヨウシャヤマゴボウ

枯葉から養分を取っているカヤタケ

林を好むアシナガサラグモ