greenplanet’s blog

グリーンプラネットは、豊かな森の再生を手がける『里山再生』のボランティアです。

        令和5年11月9日、下刈り、整理

 

 11月になっても例年になく、暖かい日が続いています。今日も20度以上の晴れで活動しやすい日でした。草も思ったより伸びてなく、苗木を植えた所は草に負けるようになっていません。それで、二人は手ガマで苗木を植えた、特に草の目立った所を坪刈りをしましたが、残りの三人はまだ、草を刈っていない開拓地を刈り払い機で一斉に下刈りをすることにしました。今後、植樹する場所を下ごしらえすることが目的です。刈り出そうとして隅をみると、草がぼうぼうとしている中に枯れ枝が積み重なっています。今まで端なので整理していなかったところで、まず枯れ枝を整理しなければなりません。そこを整理すれば植樹する場所になります。ところが、上を見ると大きな木が枯れていて今にも倒れそう。コナラが大きくなったまま伐採されず、枯れたままになっている。枯れた大木が三本ぐらいあります。これを処理することが先決と思い、そこの下刈りを断念しました。

参加者

草の生い茂るところの坪刈り

今にも倒れそうな枯れた大木

 中央部の開拓地に向かいました。そこはまだ一度も刈り払いしていないので、よく見ると枯れ枝が至る所に散らばっていました。中には枯れた丸太が地に埋もれています。とてもスムーズに刈れません。下り坂になっているので等高線上に足を運ばないと足場の固定が難しくなります。ササが生えているので草が硬く、脚を踏ん張らなければなりません。取り合えず、全員で枯れ枝を取り除くことから始めました。それから三人が刈り払い機で一斉に刈っていきました。今まで手を付けられなかった斜面の広い地域の草が刈られて、植樹できる場所ができた感じです。ただ問題になるのは刈り払い機で刈ると有用な植物も刈ってしまうことです。自然に実生で育っているコナラやクヌギの苗や、樹木の多様性を守るための種類の苗も残したいと思っています。ササが刈られてきれいになると、植樹にとって邪魔になる木が目立ってきます。次回、冬季に伐採することが必要になっています。

枯れ枝を柵に投げ入れる

坂に沿って一斉に刈る

少しずつ慎重に刈る

ササを刈るのはなかなか手ごわい

刈払い後の植栽地

 秋が深まってきましたが、いまだにキツネノマゴやベニバナボロギクイヌタデの花が負けじと咲いていて、ガマズミやリョウブの実が熟していました。また、枯れた倒木には赤や青、褐色と色とりどりのサルノコシカケ科のキノコがくっ付いていて、とてもきれいでした。

今もきれいに咲いているキツネノマゴ

倒木から栄養分を吸うカンバタケ

鮮やかな赤色のヒイロタケ