greenplanet’s blog

グリーンプラネットは、豊かな森の再生を手がける『里山再生』のボランティアです。

       令和4年5月30日下刈り、植樹

 

 5月も終わりになり、暑い日も続いているのですっかり夏の気分です。草は日が当たるところは1メートルも伸び、斜面では50センチは伸びています。木々は青々と葉が茂り、斜面の地面は日が当たらない影の部分が帯状にいくつも流れています。やはり、間伐や除伐をしないと周りはすぐ暗くなってしまいます。人の手が入らないとすぐに荒れてしまい、里山の景観がなくなることが分かります。先月、斜面に植えた苗は草で覆われ、見えなくなっていました。光が当たらず、成長が止まり、このままでは枯れてしまうので、この枯れそうな苗を取り出し、ポットに入れ、やや大きな苗木を植え替えました。植え替えた苗も手入れをしないと、すぐに草に負けてしまう。

参加者

斜面での草刈り

苗木の周りの草刈り

苗木を探す

 一面、草で覆われているので、下刈りの手順として、新しく植えた苗の周囲を手カマで下刈りし、苗を見えるようにします。それでも小さくて、すぐわからなくなるので赤いテープをつけます。そのような状態にして刈り払い機で辺り一帯を下刈りしていきました。日の当たる地域に最初に植えたは苗が2メートル以上にもなり、草が追い付けないので、刈り払い機で一気の刈ることができました。斜面に生えている中木はかなり多く、葉が地面を暗くして苗の成長に邪魔になります。チェーンソーがなかったので、株立ちしている沢山の幹をノコギリで伐採し、それらを細かくして柵に投げ入れました。これから、必要な中木や大木を残しながら、地面を暗くして苗木の成長を妨げる中木、大木を伐採していきます。さらに斜面を下って未開拓地を整備します。大きく伸びたササを刈り取り、中木や灌木を伐採し、植樹する場所を作っていきます。その中でも貴重な野の花や、昆虫や蝶などの餌となる実や花を咲かせる木々を残します。草原もある程度残し、中木と高木を混ぜた構造にします。そうすると、日が差し込み、花や昆虫、蝶などが生息し、生物の多様性につながります。

植樹する

一面を刈り払う

 大きくなった苗木の茎の先端には白っぽい黄緑の若芽が一斉に出ています。また、その辺りにあるガマズミやリョウブ、ムラサキシキブなどの木は今咲かせんと、たくさんのつぼみを円錐状や散形状につけています。もうすぐ白や黄色、紫の花を咲かせます。地面には、夏に咲く野の花々が見え始めてきました。野の花ではカタバミ、ジシバリ、コアジサイ、セリバヒエンソウなど、昆虫ではササキリ、ナナホシテントウムシ、オオカマキリの卵などを発見しました。

コアジサイの花

春遅くまで咲いているセリバヒエンソウ

よく見られるナナホシテントウムシ

オオカマキリの卵



 

 

          令和4年5月21日天覧山観察会

 

 あいにく、この日は一日中曇りでした。天覧山飯能市民の愛する場所であり、埼玉県では一番最初に指定された名勝です。さっそく駅を下りてそこに向かうことにしました。石畳のような道路を歩いて行くと、所々に明治時代にできたような古い建物があります。昔に戻ったようで落ち着きを感じる。通りを通過すると観音寺という高麗郡33ヵ所の10番札所で、秩父、坂東の霊場の本尊を合わせた百観音が安置されている寺に出くわす。さらにいくつかの神社を通り過ぎて天覧山のふもとにあるこの地の領主の黒田家の菩提寺である能仁寺を参拝しました。藩主の菩提寺だけあって、さすがに境内は大きく、いくつものお堂が立っています。奥に入っていくと、飯能戦争という標識が立っていて、ここで最後の戊辰戦争が行われたという。戦いで能仁寺を含めて4つの寺や神社が燃えました。遺っていればと思うと非常に残念。

 寺を横切って山頂へ向かう。頂上の手前の道を横に入っていくと、岩が露出した山肌になり、そこに16体の石仏が安置されていました。羅漢像といわれ、5代将軍綱吉の病気平癒にお寺が貢献したので、綱吉の母が寄進したものです。天覧山は標高は195メートルしかありませんが、季節によっていろいろな花が咲き乱れます。今は花と花と境目の時期で、あまり花は見当たりません。しかし、頂上から見渡す景色が最高です。眼下は飯能市が、遠くは秩父の山々、富士山、東京のビル群が一望できます。確かに明治天皇がここから近衛兵の軍事演習をご覧になれたということもうなづけます。それで天覧山という名前も付けられたという。また、周りは緑でうっそうとしているので憩うことができ、長く居ても飽きさせません。

頂上に至る階段

岩壁に安置されている羅漢像

頂上から眼下に見える飯能市

頂上付近に群生しているオトコヨウゾメ

 帰りに市立博物館に立ち寄る。飯能市の歴史を学ぶことができ、新しい発見がありました。飯能戦争は、この戦いの頭目渋沢成一郎です。昨年のNHK大河ドラマの主人公、渋沢栄一のいとこです。幕府側が官軍に対して最後の戦いを挑んだ。四百名ぐらいの手勢なので、半日で勝負がつく。成一郎は栄一と同じ一橋家の家臣です。幕府の存続のために、主君に忠義を尽くすために一命をかけました。彼らの師であって、同じ家系の尾高惇忠も、義理の息子平九郎もその軍の中にいました。渋沢家がこの飯能の地にこんなに因縁があったことに驚く。彼らは最後まで戦いましたが、その後、明治新政府に用いられ、養蚕の事業に打ち込みました。惇忠は富岡製糸場の初代工場長になり、成一郎は渋沢商店を創り、生糸売込み問屋を営みました。これは、飯能が江戸時代から養蚕事業が盛んであったことと一致する。運命のつながりを感じさせられます。彼らの幕府に対する忠義が明治新政府に対する忠義に転換したのでしょう。

戊辰戦争の本陣となった能仁寺

天覧山の手入れされている森

飯能河原にかかる割岩橋

5月初旬に山を蔽いつくした飯能ツツジ

 もう一つの飯能の江戸時代からの産業は林業です。台地と山地の境目に位置する飯能は山から収穫する木材の集積地に最適な場所です。昔から江戸は火事が多く、木材が大量に必要とされていました。江戸からの距離も近く、秩父山中から川が流れ、入間川、荒川と江戸に直接、水でつながっています。これを利用して、木材の運搬は筏にして江戸に送りました。この地域の気候も比較的温暖で降雨量もあり、地質が杉、ヒノキの育成に向いています。それで、江戸から明治、昭和にかけて飯能は関東一円の木材の集積、販売の中心地となりました。西川材として品質も定着してきました。関東大震災や多くの災害に木材を提供して貢献してきました。

 しかしながら、現在、林業と織物業は曲がり角に来ています。木材は建材の利用が少なくなってきている。木材はきめが細かく、きれいなので、これから質が良いのをブランドにした家具や調度品、小物づくりに転換しようとしています。織物も伝統的工芸品などで活路を見出そうとしています。帰り道は赤く丸くカーブした橋をわたり飯能河原に下りてみました。大勢の若者が長くて大きなテントを河原に沿って張り、明かりをつけて賑やかにキャンプをしていました。飯能は入間川に沿って加治丘陵、狭山丘陵をめぐる沢山のハイキングコースがある。市も自然や川を利用しての観光にも力を入れようとしています。これからどうなるのか、衰え行く地場産業の復興を願いながら、帰路につく。

          令和4年 4月28日 植樹、下刈り

 暑くなったり、雨が降って寒くなったりの日が続いていましたが、ゴールディンウィークも近づき、本格的に暖かい春になってきました。上を見上げると黄緑色の若葉が木一面に広がり、鳥のさえずりも鋭くなってきています。下を見れば、緑の森の入り口に紫色のムラサキハナナやセリバヒエンソウが群れをなして出迎えてくれています。植樹地にはタンポポオニタビラコ、ツボスミレ、ハルジオンがあちこちに咲いています。最初に植えた苗木は既に2メートルを超えていますが、2番目の植栽地に植えた苗木も1メートルを超えたものもあります。

一面に咲いているムラサキハナナ

よく見るときれいなハルジオン

枝先に固まって咲くオニタビラコ

地面の中に花を咲かせるカンアオイ

第二植栽地の成長した苗木

 活動は、最初の植栽地には草もかなり伸びていて、二人はカマで草を刈り、後の二人は前回植え残った場所に苗木を植えました。前回の植樹ですが、未だ、寒く、葉が生えてない幹のままの苗を植えてしまったため、見渡してみると、どこに植えたのかわかりません。まだ葉が出ていないからです。よく目を凝らしてみると、茎の先端に小さな芽が出ている幹を見つけました。まだ、生きていました。それでもあまりに小さく、周りに野生に生えている実生の方がかなり大きいのです。その実生を取り出して、植樹した苗の場所にどちらかでも生きることを願い、一緒に植えました。草と区別するため一つ一つテープを付けました。教訓としては、小さい苗は草にやられたり、途中に朽ちてしまうので、30センチ以上の苗木が植樹にふさわしいということです。また、あちこちに生えている多くの実生を探して、ポットに植え替え、育てることも考えています。その方がドングリを拾って苗木まで育てる手間が省けます。

参加者

前に植樹した場所を探す

小さな苗を苦労して植える

 今回、植樹した場所は株立ちした中木が生い茂っていて、かなり暗くなっています。このままでは苗木が育たないので、それらを伐採する計画です。もう一つの苗木の育て方として、大木を伐採してその切り口から芽が出てくるのを育てる萌芽更新です。ここの地は大木がないので、ドングリ苗から育てる植樹のやり方で行っています。そのため、開拓地の灌木や笹、辺りを暗くしている中木を伐採して植栽地を広げていきます。これから草が伸びる時期なので、苗と草との闘いです。

 

           令和4年3月29日 植樹

 

  春になっても、雪が降るなどの寒い日が突然来たり、変化が激しい毎日です。今日はその中で寒い日の一日でした。作業地の木々はほとんど葉が出ていませんでしたが、中にはきれいな薄黄緑の色の葉を一面につけた木もあり、春が来たなという感じです。すでに植えて大きくなった苗木は若芽が一斉に生えています。

f:id:shuasai1207:20220401155752j:plain参加者(真ん中が新しい人、祖父と孫)

 今日は前もって植樹を予定していました。そのため、苗木の準備をしなければなりませんでしたが、なかなか暖かい日が続かず、心配していたように苗木に若葉が出て来ていません。仕方なく茎だけの苗で植えざるを得ませんでした。一方、サイトにも植樹の日を知らせていたので、応募者を活動に参加していただくことができました。まず、植樹をするために、今まで地拵えした、やや広い空間に巻き尺で2メートル間隔で印をつけます。印の所に穴をあけ、そこをスコップで縦横30センチ四方に穴を広げます。

f:id:shuasai1207:20220401160123j:plainライン上に印をつける

f:id:shuasai1207:20220401160221j:plain巻き尺で位置を決める

 参加者の一人は小学1年生のお孫さんで植樹に興味を持ち、熱心に言われた通りに掘った穴に苗を植えました。茎だけの苗のポットを逆さにして苗と土を一緒に手に持ち、取り出して、それを逆にして植えます。苗がまっすぐになるように茎をまっすぐにして上の方に引っ張り、周りに土をかぶせます。そして,その土を足で踏んで固めます。本来ならば、その後、水をかけ、枯葉を敷いてマルチにするのですが、寒いので植えるだけにしました。枯葉の上は掘りにくいですが、一個一個丁寧に掘り、3人がかりで穴に土を埋めます。小学生も初めての経験のスコップで大奮闘でした。

f:id:shuasai1207:20220401160405j:plain3人で大奮闘

f:id:shuasai1207:20220401160528j:plain仲睦まじく苗を植える

f:id:shuasai1207:20220401160628j:plain植えた後、丁寧に土をかぶせる

 このような調子なので植樹ははかどりませんでしたが、20本の苗を植えることができました。ところが、おまけに切り株の所を掘っていたところ、カブトムシの幼虫が出てきてびっくり。小学生にとっては思いがけない、喜びの収穫となりました。今日の植樹は小学生中心の活動でしたが、参加者みんなが新たな出会いに話が弾み、喜びを持って活動を終えました。

 

           令和4年2月23日 地拵え

 

f:id:shuasai1207:20220226123940j:plain参加者

 寒い日が続く中で、2ヵ月ぶりに活動を再開しました。今回は3月の植樹のための地拵えです。2月は例年より寒い日が続いたので、草は伸びておらず、野花も見当たりません。前回に新しい開拓地の草や灌木を刈っていたので、それほど刈る必要がありませんでした。しかし、植樹するとなると、枯れ枝や腐った丸太が転がっており、それらの片付けが必要です。それに、丸太を掘り起こすと穴がぽっかり空いて土地が凸凹になります。シャベルで土を穴に埋め、地面を平らにしなければなりません。植樹のためにはその周りの土地をきれいにすることです。それで、そこらの沢山の枯れ枝を拾い、新しい柵を造って投げ入れ、整理します。新しい開拓地はかなり灌木や中木があちこちはびこっています。それらを刈っても刈っても、まだ邪魔になる木が目について出てきます。冬は伐採の時期なので、5本ほど中木を伐採しました。伐採すれば、それらを丸太にし、枝は短くして整理します。その作業がかなり続きました。

f:id:shuasai1207:20220226124125j:plain枯れ枝の整理

f:id:shuasai1207:20220226124204j:plain残っている草を刈る

f:id:shuasai1207:20220226124453j:plain中木の伐採

f:id:shuasai1207:20220226124602j:plain枯れ枝を整理

 ようやく、植樹のための広い土地が整理され、平らになりました。事務所の人もかなり広い土地がすっきりと木がなくなり、平らになったのでびっくりしていました。来月はいよいよ植樹が始まります。ポット苗を運び、穴を掘り、植えこみます。植え込んだ後に水やりができれば最高です。植樹の時はほとんど手作業なので人出が沢山必要です。多くの人の参加を期待しています。植生は見当たりませんでしたが、木の上には大きなスズメバチの巣を発見、これから要注意。地面には穴を掘っていたら、カブトムシの幼虫が出てきて、枯葉がすでに堆肥になっていました。

f:id:shuasai1207:20220226124723j:plain平らになった植樹地

f:id:shuasai1207:20220226124811j:plain整理された植樹地

f:id:shuasai1207:20220226124859j:plainスズメバチの巣

 

        令和3年12月18日下刈り、整備活動

 

 最高気温7度の中、それぞれ厚着をして作業に挑みました。それでも、日が照っているのと、カラッと乾燥しているので活動はし易く、動き回っているせいか、寒さは気になりませんでした。隣では、寒さの中を、子供たちが落ち葉拾いのイベントを行っていました。

f:id:shuasai1207:20211221113301j:plain緑の森博物館周辺の冬景色

f:id:shuasai1207:20211221113346j:plain参加者

 今回の目標はまだ手を付けていない、ササの生い茂っている場所を下刈りして整備することです。すでに事務所の方がテープで下刈りの範囲を決めていて、少し広くなっています。2台の刈り払い機で両側から一斉に進み、刈り残したところをカマで刈っていきました。ところが、ここは以前伐採した所なので、腐った丸太や枯れ枝が至る所に散らばっています。やはり、先に丸太や枯れ枝を整理しないと機械を動かすことができません。緊急に、囲いの柵を作り、それらを集めて放り込みました。また、柵に利用する丸太を作るために木を伐採しました。枯れ枝の整理や柵づくり、刈り払い機での下刈りをやっている間に、かなりの広さの範囲がきれいになって行きました。トトロの森のように、少しは整備されてきたのかなと思われます。斜面にも整備が広がり、葉も落ちているので、明るい雰囲気です。事務所の専門家のお話では、私たちのグループはいつも少ない人数でありながら、毎回、整理が手早く、広い範囲がきれいになって驚いているとのことです。私たちの努力が報われたような感じがしました。

f:id:shuasai1207:20211221113535j:plain開拓地の草刈り

f:id:shuasai1207:20211221113627j:plain散らばっている枝の収集

f:id:shuasai1207:20211221113710j:plain斜面に沿って枝の整理

f:id:shuasai1207:20211221113800j:plain柵を造って草や枝を投げ入れる

f:id:shuasai1207:20211221113842j:plain広い範囲で整備された開拓地

 ササを刈ってしまうと、そこここに、冬ですから花はありませんが、野の草花の葉や幹が地面に這うように伸びています。刈ってはいけないような貴重な植物もあります。雑草が伸びていると、見過ごして刈ってしまいます。雑草が取り払われ、日が当たるようになるといろいろな草花の種が飛んできたりして、植物種が増えていくようです。そこに群がる昆虫や蝶、動物も集まります。人間の手が入った里山は動植物の多様性が守られるということが実証されていました。この場所は植樹するにはまだ木が多すぎるのでこれから伐採する計画です。しかし、その中でも貴重な木、ヤマザクラ、ウワミズザクラ、エゴノキ、また、親木としてコナラの大きな木は残していく予定です。

f:id:shuasai1207:20211221114038j:plain所々で見られるマンリョウの赤い実

f:id:shuasai1207:20211221114118j:plain冬を越すアセビの芽

f:id:shuasai1207:20211221114214j:plain地面にひっそりとしているカンアオイ(葉)

 

        令和3年11月16日 草刈りと整備

 

 暖かい日が続き、絶好の活動日和でした。雨も降らず、気温も低いので、草はほとんど伸びていません。所々、切り株や柵の囲いの周り、斜面に伸びた草を刈る程度でした。苗木の周りの草は刈らない方が苗の葉の病気を防ぐのによいとのことで、そのままにしました。菌が雨で苗の葉に飛び散らないそうです。

f:id:shuasai1207:20211118130855j:plain参加者一同

f:id:shuasai1207:20211118131138j:plain所々、草刈りを

 問題は新しい開拓地です。チェーンソーと刈り払い機で挑戦してみました。草や灌木が高く伸びているので足の踏み場もないほどです。草を刈ろうとすると木が邪魔になり、木を刈ろうとすると草が邪魔になります。葉が落ちず、一面に葉が茂っている木を切ると、必要な木ではないかと心配になります。もう少し計画を立てて、木を切る必要があります。管理人の承諾も必要です。そんなことで、なかなか開拓地の草刈りと伐採が進みません。

f:id:shuasai1207:20211118131401j:plain刈り払い機で挑戦

f:id:shuasai1207:20211118131507j:plainチェーンソーでも苦戦

 それで、あちらこちら地面に落ちている伐採した木や長い枝を整理することにしました。太い木はチェーンソーで丸太にし、長い枝はノコギリで切ります。丸太は柵を作るための土台にし、柵を作ってその中に切った枝を投げ込みます。また、以前、小枝を集めて境界線に捨ててあったのが山になっていて、それらを拾い、柵の中に運び入れました。かなりの分量です。みんなで手作業で進めていくと、どうにか片付きました。やっと、二つの柵の山が完了です。これから冬になるので伐採と長いササを刈ることが作業になります。草刈りと伐採した後を整備しながら、前に進むので時間がかかります。来年の春には苗木をこの整備した地に植える予定。下刈りして整地する作業は地道な作業です。そこに新しい木が育つことを夢見ながら、二つの柵の完了で、今日の作業を終えました。

f:id:shuasai1207:20211118131819j:plain枯れ枝を集める

f:id:shuasai1207:20211118131933j:plain枯れ枝を切断する

f:id:shuasai1207:20211118132029j:plain柵を作って枯れ枝を整理

 不思議なことに以前、柵の中に入れた小枝や草が山になっていたのが減っています。腐敗して土に還っています。自然は循環していることが感じられます。寒い中でも、切り株の近くにヤブコウジの赤い実がなっていました。所々で、ベニバナボロギクの花やキツネノマゴの花が盛りを過ぎても必死になって咲いていました。思わず刈ってしまうものもあり、あとで惜しい気もしました。

f:id:shuasai1207:20211119130403j:plainわずかに実っているヤブコウジ