greenplanet’s blog

グリーンプラネットは、豊かな森の再生を手がける『里山再生』のボランティアです。

令和3年3月23日 伐採と整備

 

 今日も天候に恵まれ、青空でした。前回は伐採でしたが、やり残している木がかなりあり、今回もそれにかかりっきりでした。伐採してもチェーンソーが1台しかないので、あとは全員で手ノコギリ。切った幹を細かくし、枝を切り払うのが大変です。伐採する木はほとんどが株立ちなので、切る本数が沢山あります。細い幹ですが、枝もあり、ノコギリで切るのでかなり時間がかかりました。太い木は倒した後、細かくするにもノコギリでは骨が折れるので放っておきます。チェーンソーの伐採も冬に伐採すれば、木が乾燥しているので切りやすいのですが、今は若葉が出てきているので、木は水を吸い上げています。そのため、湿っていて、チェーンソーは切れにくくなっています。

f:id:shuasai1207:20210326124642j:plain太い木は切り倒したままにして置く

f:id:shuasai1207:20210326124750j:plain細い木でも枝が沢山ある

 枝や幹を1メートルぐらいの長さにして柵に投げ込みますが、柵の中はすでに、枝や丸太で山になっていて入れ切れない状態。囲いの外に積み重ねるしかありません。しかし、枝、丸太はすぐには腐らないので、枯葉、草を分けて入れないとたい肥作りができなくなります。枝や丸太は植栽地の縁に柵を作って、別に置くしかないようです。それと、チェーンソーが何台かあれば、仕事がはかどります。チェーンソーの購入もこれからの課題です。ですから、この様子では、完全に整備するにはもう2回ぐらい作業する必要があるようです。

f:id:shuasai1207:20210326124927j:plain細い枝もノコギリで

f:id:shuasai1207:20210326125040j:plain慣れない手つきで頑張る

f:id:shuasai1207:20210326125138j:plain枝を切っては積み重ねていく

 それでも、皆さんはノコギリの作業を休みなく行い、汗だくだくでした。しばらくすると、メンバーの一人から携帯に連絡が入りました。集合時間に、仕事の関係で遅れたので、電車を乗り継ぎ、今、バスを待っているということです。電車とバスを乗り継いでくれば、約2時間はかかります。ここまで活動をまじめにとらえていただいて、頭が下がりました。昼食後、クラウドファンディングへの応募の原案について話し合いました。以前から、私達は、私たちの活動に協賛してもらうために、寄付を募る計画を立てていました。これが成功すれば、必要な工具や機械を購入することができます。それと、ファンディングを通して宣伝することで、活動の参加者を増やせればと思っています。

f:id:shuasai1207:20210326125308j:plain寄付の応募の原案について討論する

f:id:shuasai1207:20210326125512j:plain伐採した跡地での参加者

 なかなかはかどらない状態でしたが、伐採したせいで、植栽地は非常に明るくなっていました。皆さんもやったかいがあったという気持ちでした。後はここを整備して、植樹する予定です。事務所の人の話では、今年はナラ枯れ病が流行っているとのことです。これは伝染するので、早めに大きなコナラの木を伐採しなければならないと言っていました。古い木は伐採して更新しないと、害虫にやられてしまいます。