令和3年7月28日、下刈りと次期作業地確認
真夏日が続く中、今日も車を降りた途端、暑かったですが、木々の中に入ると暑さがそれほど感じられません。ところが、作業地に来ると木々が伐採されているので、太陽が直接降り注いで暑さが身に沁みます。草も一か月経つと苗木と競り合ってきて、苗木の周りは草が密集していて、苗と草の区別が付かなくなっています。それで、苗木の周りは刈払い機でなく、手ガマで刈りました。苗木がよく成長しているところは草も成長し、豊富です。そのことは、苗木が良く成長している所とそうでない所のばらつきが激しく出ているということです。これは日光の加減でどうしようもないのでしょうか。
苗木と競合する草
刈り払い機で草の密集地を刈る
苗木の周辺を手ガマで刈る
二人は刈払い機で草が生い茂った広い空間地を刈ります。残りの人は斜面になっている植栽地を手ガマで刈りました。斜面は日が当たらないせいか、草がそれほど伸びてなく、苗木の成長も遅いです。後は、刈り取った草を集めて、囲いの柵の中に入れて堆肥になるのを待ちます。この時期は虫が成長期でもあり、繁殖期でもあり、花も咲いている木もあり、野花もあります。クサギの白い花が木一面に咲き誇り、ガマズミの赤い実が木いっぱいにあり、歩く道端にはヤブミョウガの白い花が一列に連なって咲いていました。今年の夏が暑いせいか、8月以降にしか咲かないヤブランが紫色の花をたくさん咲かせていました。ただ、大きなヤマユリの茎が花を咲かせることができず、折れていたのが残念でした。
刈り払い機で密集した草を刈った空間地
エンマコオロギの幼虫
すでに咲いているヤブラン
交尾している黒スズメバチ
昼食後、私たちがこれから作業する予定地を森の博物館の責任者が案内してくれました。予定地の4か所、全員が延々と3キロの道のりを活動後の疲れと、暑さで大変でしたが見て回りました。一か所は今私たちが活動している斜面の植栽地の延長で、さらに、斜面を下がり、谷に至るまでの場所です。延長地なのでやりやすいですが、丘陵地につきものの斜面です。残りの作業地も斜面が多く、植栽も下刈りも、伐採も少し技術が必要なようです。面積も広いので、どれだけ人が投入されても十分なだけの広さがあります。途中、喉が渇いてどうしようもない中、全員頑張って予定地の視察を終えました。
次に活動する予定地